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オリンピック馬術の馬は持ち込み?輸送と競技までの道のり

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パリオリンピックの総合馬術で日本が92年ぶりの銅メダルを獲得して話題になっています。
「初老ジャパン」と自分達で名付けて平均40歳の選手の方々が素晴らしい活躍を見せてくれました。

馬術は人間と馬がひとつになって行う競技ですが、肝心の馬って持ち込んでるの?って思いますよね。

そこで、今回は「オリンピック馬術の馬は持ち込み?輸送と競技までの道のり」について解説します。

この記事を読めば、オリンピック馬術の馬は持ち込みなのかが分かります。

また、輸送と競技までの道のりについても解説しますので、どんな風に馬が運ばれているのかや競技までに何をするのかが分かりますよ。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

オリンピック馬術の馬は持ち込み?

オリンピック馬術に出場する馬は、各国から選手と一緒に持ち込まれます。

近代五種に出場する馬は、抽選で決まるので開催国の馬を選ぶようですね。

オリンピック馬術は、馬と騎手が一体となって行うエレガントで高度な技術を必要とする競技です。

・馬と騎手が一心同体となって動作を行うため、騎手の技術だけでなく馬の訓練と理解力も重要

・馬と騎手は長期間にわたって高度なトレーニングを積み重ねる必要がある

・馬場馬術では、細かい動作の正確性が求められる

上記のような条件を満たすには、近代五種のように抽選で選ばれた馬ではなく、普段から信頼関係を築きあげてきた馬でないといけません。

なので、オリンピック馬術の馬は持ち込まれるのです。

いちらき

まさに空駆ける天馬ですね!

Xでも疑問に思った方がいましたよ↓↓

オリンピック馬の輸送と競技までの道のり

海外のオリンピック会場へは飛行機で移動します。

使われる飛行機は、「エミレーツ航空 sky cargボーイング777」という機体で、馬用に整備された貨物飛行機ですよ。

2021年の東京オリンピックの時には、約320頭の馬が海外からやってきました。

船は、馬が一番苦手な乗り物ですし、海外となれば時間もかかります。

なので船を使うのは、北海道と本州を行き来するだけのようですね。

少しでも揺れないように大きな船で、換気がいいように上の階に車を置くなど配慮されています。

今回のパリオリンピックに出場する馬は、イギリスからパリまで電車移動です↓↓

輸送手順

海外へ行く時は、まず検疫厩舎に入厩します。
ここでワクチン注射などを行い、伝染病などの拡散を防ぐ処置をされます。

検疫厩舎には出発までの一定期間入厩してもらいますよ。

飛行機に乗って海外へ行くので馬にもパスポートがあります。居住国や毛色などの情報が書かれています。

いちらき

馬のパスポートがあることにビックリ!

考えることが一緒だった方を発見↓

空港へ向かう時は、バスのように大きい馬専用の馬運車で向かい、空港で「ストール」と呼ばれる専用コンテナに馬を乗せます。

このストールは3頭まで乗れますが、大抵1頭から2頭までのようですね。

ストールの中には馬の食事や水が用意されていて、厩舎の馬房と同じように過ごせます。

馬の輸送費は不明ですが、数百万円から数千万円と言われていますね。

輸出入検疫は家畜伝染病予防法に定められていて、輸出の場合は5日間厩舎で過ごさなければいけません。

なので、馬を海外へ輸送するためには検疫のスケジュールを考えて計画をたてます。

馬のストレス対応は?

馬は元々、ナイーブで繊細な動物です。

しかも普段は自由に広い場所を歩くことができますよね。

ですが、輸送の間は狭い空間に入れられたり、暴れてケガをしないように固定されたりして大きなストレスを抱えます。

精神的にナーバスになったり、情緒不安定になったりします。

身体面では、万全の体調で海外の大会に臨めるように餌を管理して体重コントロールしますが、この輸送によって食欲不振になり痩せてしまうことがあるのです。

また、輸送時間が20時間を超えると出やすくなる「輸送熱」を発症する馬も。

発症しても、現地に着くと数日で落ち着きますが、稀に肺炎を起こすこともあります。

他にも、腸ねん転のリスクも上がるようで、馬を輸送するのは相当な対策と努力が必須ですね。

Xではこんな声がありました↓↓

フラインググルームとは

馬のストレスの感じ方や体調に変化がないか、こまめに確認しながらお世話をする人をフラインググルームと言います。

フラインググルームと獣医師が馬と同じ飛行機に乗って、馬にとって最適な対応をしてくれますよ。

フラインググルームは特別な訓練を受けているので安心して馬を任せられます。

また、獣医師によって輸送前後に診察してもらえば、体調の変化が分かりますね。

オリンピック馬術競技までは?

オリンピック馬術競技まではどのように馬は過ごすのでしょうか?

今回のパリオリンピックでは、イギリスへ合宿に行った後にパリへ出発しています。

本番に向けて最高のコンディションに馬を仕上げることが重要で、それぞれの選手が自分の馬に合わせた調整をします。

どの馬がいつ故障するのか、どんな状況になるのか分からないので何か起きても対応できるようにしっかりトレーニングを行っていますよ。

馬も人間と同じで休みなくトレーニングするのですね。

パリオリンピック総合馬術に出場した選手と馬の名前はこちら↓↓

・田中利幸さんの乗った JEFFERSON( ジェファーソン)

・戸本一真さんの乗った VINCI DE VIGNE( ヴィンチ・オブ・ザ・ヴァイン)

・大岩義明さんの乗った MGH GRAFTON STREET( MGH・グラフトン・ストリート)

・北島隆三さんの乗った CEKATINKA(チェカチンカ) 

パリオリンピック総合馬術では92年ぶりの銅メダル獲得!馬もメダルもらえるのいいですね↓↓

まとめ

今回は、「オリンピック馬術の馬は持ちこみ?輸送と競技までの道のり」について解説しました。

92年ぶりの銅メダルで日本中が喜んでいますね。

オリンピック馬術の馬は持ち込みで正解です。あれだけの技術を競うのに信頼関係のない馬とはクリアなんてできません。

輸送も高額だし馬の健康面を考えたら大変ですが、仕方ないです。

競技が終わったら、馬もゆっくり休んでから帰国するといいですよね。

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