五島列島は、長崎県西部に位置する、大小200余りの島々からなる群島です。
福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島、小値賀島、宇久島などが主な島々です。
最近ではテレビドラマの「ばらかもん」や「舞い上がれ」などの撮影現場に選ばれて、ちょっと人気の島!
海岸線は断崖絶壁や美しい砂浜が続き、海の幸も豊富です。また、キリシタン文化が栄えた歴史があり、教会や石畳の街並みが残っています。
「行ってみたいけど、時間もお金もない。」
「地元にはどんなおいしいものがあるのかな?」
と思っているあなたに、この記事では、若松島と中通島がある「上五島」で人気のお土産を紹介します。
どれも通販で購入できるものばかりですよ!
これからの季節、お歳暮やクリスマスプレゼントにもおすすめします。
上五島の魅力
上五島は、長崎県西部にある群島「五島列島」にあります。
どこにいっても海が近くにあって、緑豊かな山々に囲まれているのどかな島。
祈りの島とも呼ばれていますよ。
至る所に教会があって、国の重要文化財である「頭ヶ島天主堂」がある集落(上記の写真)は、
2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産に登録されました。
また、独自の文化として育まれてきた「五島神楽」は、国重要無形民俗文化財に指定されています。
アクセス方法
上五島へは以下の方法で来ることができます↓↓
・長崎港から奈良尾港・有川港(高速船・フェリー)
・長崎港から鯛の浦港(高速船)
・佐世保港から有川港(高速船・フェリー)
・博多港から青方港(フェリー太古)
高速船だとおよそ90分、フェリー(フェリー太古を除く)だと2時間40分くらいの船旅です。
長崎港や佐世保港から出港する船は、「九州商船」と「五島産業汽船(高速船のみ)」のふたつの海運会社が運航しています。
博多港から出港するフェリー太古は、「野母商船」が運航しています。このフェリーは夜の23時45分に博多港を出発して、明朝5時40分に上五島の青方港へ到着します。
昔は、飛行機も運航していましたが、利用者が少なくて航空会社が撤退したため空港も閉鎖されました。
台風シーズンや冬(11月~2月)は、海が荒れて欠航することが多いので、酔い止めの薬や余裕のあるスケジュールを組みましょう。
上五島の人気お土産
上五島で人気のお土産を5つご紹介します。
・五島手延うどん
・海塩
・干物
・かんころ餅
・五島灘(お酒)
五島手延うどん
上五島のお土産と言えば…「五島手延うどん」です!
日本の3大うどんに数えられる有名なうどんですよ。
五島手延うどんの麺は細麺です。
島特産の椿油を塗りながら、棒状の生地を2本の箸を使って「引き延ばす・束ねる」を繰り返して作られます。そうすると細麺でコシがあり、切れにくい五島手延うどんができます。
以前は家で作る方が多く、どこの家にもうどん小屋があるくらいでした。現在は、家で作る方はほとんどいませんが、うどん工場がたくさん稼働していますよ。
テレビで紹介されることも多く、ふるさと納税の返礼品でも第1位の人気商品ですよ。
人気の食べ方はやっぱり「地獄炊き」。
*材料
・五島手延うどん … 人数に合わせ適量
・つけ汁(お好みの濃さで合わせてください)
煮出し汁
あごだし麺つゆ
・薬味
ねぎ … 適量
しょうが … 適量
かつお節 … 適量
卵 … 人数分*作り方
https://www.goto-udon.jp/五島手延うどん協同組合より引用。
- 大鍋で、お湯をたっぷり沸かす。
- 沸騰したら、うどんを適量(一人前80g~100g)入れ、7分ほど茹でる。
- 煮え立ったら各自、「あごだし麺つゆ」でいただく。
- お好みに合わせて、薬味(ねぎ、しょうが、かつお節、生卵など)を入れると、一段と美味しくなります。
- なお、茹でたての麺に生卵をからめて召し上がる場合は、ポン酢を少し加えると、別格な五島うどんの醍醐味をご堪能いただけます。
うちは、各自の器に茹で汁にしょうゆとマヨネーズを入れてかき混ぜてネギを入れてました。その中に麺を入れて食べるのがおいしかったですよ!
地元のお店では、冷やした五島うどんに豚肉やもやし・ニラをトッピングして韓国冷麺風にアレンジしたものや濃厚な魚介スープに五島うどんをつけて食べるなど、様々な食べ方でお客様を楽しませています。
興味があれば一度お試しくださいね。
地元民が自信をもっておすすめします!
海塩
五島の澄んだ海から造られる「海塩」もお土産に購入される方が多い人気商品です。
受け継がれてきた昔ながらの製法で、海水を釜場で一昼夜直火炊きして塩を煮詰めて結晶化させ、
旨みやまろ味・甘味を出すために約2日間寝かせてろ過します。
海水100%を原料に、一切の添加物や加工助剤を使用しないで手造りしています。
おにぎりや肉・魚料理など様々な料理に使うことができますよ。
私のおすすめは「塩焚き爺の手造り塩 んまか塩」です!
この塩で作ったおにぎりは絶品ですよ。
飛魚(あご)
五島列島近海は、全国有数の好漁場で、釣り目的で来島される方も多くいます。
来島されたら、ぜひお刺身を食べてもらいたい!
個人的感想ですが、ちょっと高級なお店で食べるお刺身よりも、上五島で食べるお刺身がおいしいです。
とはいえ、お刺身を地元で買って送るとしても鮮度の関係もあり、なかなか難しいですよね。
そこで、新鮮な飛魚(あご)が人気なんです!
一般的には「トビウオ」と呼びますが、五島では「あご」と言います。
・粉末(そのまま使える)
・焼あご(水につけてダシをとる)
・味付けあご(少し固め・そのまま食べられる)
など種類もありますよ。
うどんにお味噌汁に茶碗蒸しにと使える料理がたくさんあります。
また、高タンパクでミネラル成分が豊富な魚なので、体にも優しい食材ですね。
かんころ餅
さつまいもを薄く切って茹で、天日干ししたものを五島の方言で「かんころ」と呼びます。
このかんころともち米を合わせてついたものが「かんころ餅」です。
キリスト教弾圧によって、信仰と生活のために五島へ移ってきた人々が始まりと言われている歴史ある食べ物ですよ。
種類も豊富でプレーンや紫芋・あんこ入りかんころ餅などがあります。
手軽に食べられるので、お子さんのおやつにもおすすめですね。
フライパンにバターを入れて軽く焼くと、さらにおいしく食べられますよ!
五島灘(お酒)
地元栽培で育てた甘藷(かんしょ)で造られた芋焼酎です。
甘藷(かんしょ)はさつまいもの別名。
ミネラル分を含んだ海風が甘藷を力強く育て、おいしい焼酎が造られます。
種類も増えつつあり、これからが楽しみな焼酎です。
忘年会や新年会など宴会の増えるこれからの季節にピッタリの商品ですね。
地元のスーパーでも販売されていて、地元でも人気ですよ!
【番外編】島らしく島ラスク
上五島にある介護施設「新上五島在宅ケアセンター」という会社が、新たな事業として開発したお菓子。
それが「島らしく島ラスク」です。
発売された当初は、販売元である会社の社員さんでさえ購入が難しかったそうですよ。
サクッとやわらかい食感でバターの風味がさりげなく香る、おいしいラスクです。
おまけに「五島の藻塩」が入っているので、お好みでかけて食べられます。
藻塩は、おにぎりや魚の塩焼き・天ぷらに使えますよ!
パッケージも可愛いので、贈り物に喜ばれています。
まとめ
上五島のお土産TOP5をご紹介しました。
どれも地元民が自信をもっておすすめしますよ。
・五島手延うどん
・海塩
・飛魚(あご)
・かんころ餅
・五島灘(お酒)
・島らしく島ラスク(番外編)
来島できなくても地元のおいしい食材が手に入る現在。
旅行に行くのが難しいからこそ、上五島に行ったつもりで気軽に試してみませんか?
試して気に入ったらお歳暮や贈り物にもどうぞ!